エリ・エリ・レマ・サバクタニ (2006) : Eli, Eli, Lema Sabachthani?

海外でも評価の高い青山真治監督の最新作。人々を自殺に導くウイルスを抑制する“音”を奏でる男たちと、感染者の少女との交流を幻想的なタッチで紡ぎ出す。監督:青山真治、キャスト:浅野忠信、宮崎あおい、中原昌也ほか

エリ・エリ・レマ・サバクタニ (2006) / Eli, Eli, Lema Sabachthani?のあらすじ

西暦2015年。世界には、感染すると自殺したくなる奇病“レミング病”が蔓延していた。そんな中、唯一の発病抑制方法が見つかる。それは、日本のあるミュージシャンが奏でる“ノイズ・ミュージック”を聴くことだった。レミング病に感染した最愛の孫娘・ハナ(宮崎あおい)を助ける為、富豪のミヤギ(筒井康隆)は探偵・ナツイシ(戸田昌宏)を使って、そのふたり組ユニット、ミズイ(浅野忠信)とアスハラ(中原昌也)を探しあてる。そして、彼はハナの前で演奏して欲しいと、ふたりに懇願する。だが、彼らはそれを拒んだ。実は、ミズイはかつてレミング病に感染した恋人・エリコを目の前で失っており、彼は彼の音楽を聴いていた筈のエリコの自殺が、病気によるものだったのか、それとも本当の自殺だったのか、今も悩み続けていたのだ。ところが翌日、レミング病に感染していたアスハラが、病気に負け命を絶った。それを機に演奏を決意したミズイは、大きく広がる空の下、緑の大地に巨大なスピーカーを置き、“音”を響き渡らせる。果たして、その音に包み込まれたハナは、生きる気力を取り戻した。(Movie Walker)

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